夢の有馬記念を振り返る。

みなさんにとっての「有馬記念」はどんなレースだっただろうか???


終わってから、「今更…」と思われるかもしれないが、こういう時こそ、次の日になってこそわかることというのはよくあるもの。


「有馬記念」というのは競馬ファン以外の人達でも、共通認識としてあるものといっても過言ではないくらい有名なレース。日本人誰もが注目し、レースの大きさというものを、実感できるわけである。そう感じるのも、やはりファン投票という制度があるからこそのものだろう。


今年は、ファン投票の真の能力を発揮したと言ってもいいくらい、これ以上ない夢のある出来事があった。




「オジュウチョウサン出走」

過去3年間ジャンプ界のディフェンディングチャンピオンとして、輝きを放っていたあのオジュウチョウサンが、平地に再挑戦するという話が今年ずっと飛び交っていたのだが、夏に平地に戻って以降、500万、格上挑戦の1000万条件を連勝し、ここに駒を進めてきた。事実、登録馬のメンバーを見れば、一線級とあって、当然ながら賞金足らず、本当なら出走なんて不可能な状況ではあるのだが、ここでファン投票に上位10位以内に選出されると、優先的に出走できるという特例がある。そう。まさしくその特例を使ってオジュウチョウサンは出走を可能にしたのだ。まさかのファン投票3位に食い込み、堂々と出走できることになったのである。




そんな有馬記念なのですが、今年はどんな思いを乗せて、観戦されただろうか??


もちろん「オジュウに勝ってもらいたい!!」「オジュウに夢を!!」


という言葉もあっただろう。稀に見る光景だったので。

でも、競馬ファンにはまだまだ違った見方がたくさんあったと思う。


「強い馬はやっぱり強いから…レイデオロ!!」


「ジャパンカップの果敢な逃げをもう一度見たいからキセキ!!」


「3歳馬の馬たちが今年は強かったからブラストワンピース!!」


「僕たちに夢をくれるだろうと思うから、女の子のモズカッチャンに!」


「引退で最後に花を咲かせてほしいから…サトノダイヤモンド!!」


様々な思いを馳せ、あの日を迎えたことだろう。ドリームレースにおいて、絶対に忘れてはいけないこと。それは、「夢」を実現してくれるレースということである。


「あなたの夢は何でしたか??」


これ以上聞くことはないが、それがすべてを物語っているような…

そんなレースなのである。


レースが終わった後、ファンの方たちは…

「やった!」「よっしゃ!!」と思うことがある反面、
「こうすれば当たってたのに…」「どうして…」

と思うこともあるだろう。もちろん筆者自身がそう思うのだから。


でも、この「有馬記念」というプレミアムなレースは、(個人的な主観ではあるが)

年末総決算という意味合いなのか、みんなに無事に頑張ってほしいという部分で、馬券が外れたとしても、納得ができてしまうレースなのである。もちろん、いろんな想いがこもっているとは思うが、どの馬も、その各々の馬らしく全力で走り切るという意味合いで…

筆者自身、馬券が外れたものの、

今年は本当に納得のいくレースで、そして、感動を与えるレースでもあったように思う。


今年は3番人気の「ブラストワンピース」が勝利した。

管理されている大竹正博調教師は自身GI初制覇で、池添謙一騎手は4勝目。

ブラストワンピースは今年、ダービー5着、菊花賞4着と涙を流すことが多かったが、こんな大舞台で、強豪古馬相手に力を発揮できたのは素晴らしいこと。今年クラシック世代では、


怪物「アーモンドアイ」マイル王「ステルヴィオ」ダート王「ルヴァンスレーヴ」グランプリ馬「ブラストワンピース」と、古馬相手にいかんなく能力を発揮してきた。来年が楽しみな2015年世代となりそうだ。いずれも、美浦厩舎所属。強い馬がそろってきて楽しい1年だった。


そして、このレースをもって引退する2頭。

「サトノダイヤモンド」

一昨年の菊花賞、そして有馬記念でキタサンブラックに勝利した名馬。それ以降思うような結果が伴わなかったのだが、何よりも昨年の凱旋門挑戦が思い出深い。そして、顔にはダイヤモンドに似たひし形の模様。何と言ってもダイヤモンドらしい輝きを放ち続けた。あの全力ぶりは、忘れられない一頭になるだろう。


「サウンズオブアース」

3年前の有馬記念で2着に好走。しかし、重賞では善戦したものの、一度も勝ち上がることなく、今回はしんがり負けを喫した。あれだけ重賞戦線で活躍していたのにもかかわらず、勝ち鞍は2014年の未勝利戦と500万条件のはなみずき賞の2勝のみ。そんな馬もこのレースで引退と、悲しくなるもの。


そのほか、語りつくすと、かなり長くなってしまうので…

いろんな想いが様々にまじりあい、みんなのを運んだ有馬記念。

そんな平成最後となった有馬記念は、最後の最後もファンの目に焼き付いて、

色あせることのない思い出になるのではないだろうか。

夢のような今年の有馬記念

今回、有馬記念は63回目を迎える。競馬が戦後からどんどん大衆化していく中、日本競馬史に多大なる貢献を果たした有馬頼寧伯爵がこのレースを作ってもう63年がたった。「グランプリ」という年末総決算という肩書を持ち、競馬ファンのみならず、全てのホースマンたちの「夢と希望」を運ぶこのレース。今年は、本当に多くの夢が詰まった「有馬記念」になりそうだ。


今年は、前代未聞といってもおかしくない出来事が数えきれないくらい多くあった。


残念なこととしては、やっぱり3歳馬クラシック世代の出走馬が数少ないということである。


しかし、それをもはねのけて今年は、過去10年でも1番といってもいいくらい「オールスター戦」の様相を呈している。


まずは、メディアから数多く取り上げられているオジュウチョウサンがこの有馬記念を盛り上げてくれる1頭にもうすでになっている。父は個性派のステイゴールド、そして何よりもすごいと思えるのが、過去3年間「ジャンパーチャンピオン」を死守し続けてきたことである。特に去年の「中山大障害」では平成競馬史の中でも、トップ10には入るような名勝負をみせ、レコード勝ちのおまけつきと、障害界では強さをただただ見せていたのだが、この馬は今年の夏から、一度も勝ったことのない平地に再挑戦。〈個人的な意見ではあるかもしれないが、走り方が父のステイゴールドに似ており、重賞勝利のある兄のケイアイチョウサンよりも走るかもしれないとは薄々感じてはいたのだが・・・〉それも難なくクリアし、開成山特別、南部特別と条件戦を連勝しここに至るわけなのだが・・・
この馬の凄いところが相手なりに戦っているということ。瞬発力勝負となると、少し分が悪いかもしれないが、持続力勝負に持ち込めば・・・と考える。

オジュウチョウサンに夢と希望を与えてほしいものである。



そして、菊花賞馬が2頭も出走しているというあたりは、すごく興味深い。

まずはサトノダイヤモンド。昨年の凱旋門賞以来、らしくない競馬が続いているのが現状ではあるが、よく考えてみると、一昨年の有馬記念を勝利しているということを忘れてはいけない。何よりも、最強馬であるキタサンブラックにも競り勝っているあたりは評価しないといけない。今回引退レースとなるサトノダイヤモンドにとって、最後に花を添えてと言いたいところである。

更に、キセキも出走してくる。今年秋4戦目。東京の後傾ラップになりやすい馬場で、杯で逃げても、上り勝負で苦にしない。もはや「逃げて差す」といったサイレンススズカを彷彿とさせる、ものすごい馬な気がしてならない。父ルーラーシップに似た大きく見せる馬体で、中山のようなトリッキーなコースでも常に善戦していた父のように、ここでも能力で通用すると思う。


そういえば父のルーラーシップといえば、引退レースとなってしまった2012年の有馬記念で、ゲート難を露呈していたことが懐かしい。秋の天皇賞でも、そしてジャパンカップでもタイミングを忘れてしまったのかというくらいゲートの出がずっと悪かった。そして有馬記念では、ゲートの後ろで管理していた角居調教師がいたにも関わらず10馬身ほどの大出遅れ。ゲート再審査となり、「競馬を使うのが難しい」と師が残したのも有名な話である。

しかし、このキセキは、スタートで多大な成長をみせ、今年の秋競馬では、キセキ自身のアイデンティティが確立したかのような競馬をみせている。菊花賞は「世代の一番強い馬が勝つ」という言葉があるように、度がつくほどの不良馬場ではあったものの、多分ではあるが、アーモンドアイレベルの馬だと感じている。有馬記念でも個人的に頑張ってほしいものだ。


更に更に、ダービー馬のレイデオロマカヒキが出走してくる。

エリザベスを勝ったモズカッチャンが出走してくる。

ジャパンカップを勝ったシュヴァルグランが出走してくる。

宝塚記念を勝ったミッキーロケットが出走してくる。

凱旋門賞も走ったクリンチャーも出走してくる。

3歳馬代表ではブラストワンピースも出走してくる。

今年は、近年稀にみるオールスター戦の様相の「有馬記念」

かなりムラのある書き方にはなってしまったものの、


今年の有馬記念はいったいどうなるのか・・・どの馬にもチャンスがあるし、頑張ってほしいのみである。
プロフィール

うまカレ


全国の大学に在る競馬サークルのメンバーを中心とした競馬を愛する学生たちが既存の競馬ファンだけでなく、競馬をやったことのない人たちにも『競馬の楽しさや素晴らしさを伝えよう!』と立ち上げた学生団体です。

学生競馬ファンのリーディングとして、主に学生を中心とした同年代へ向けて、競馬の素晴らしさ、面白さを様々な視点やコンテンツを通じて紹介し、競馬文化の普及、競馬事業への文化的支援を行うことを目的としています。

オグリの時代に生まれた僕らで
オグリの時代の熱狂を、もう一度。

※2005年より20歳以上であれば学生でも勝馬投票券を購入できるようになりました※

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