読書の秋~日本初の女性騎手の運命は…?「虹の断片」~

こんにちは!
中央大学の櫻井です。


先週まで行われていた福島開催では、藤田菜七子騎手の活躍が光っていましたね。

中央地方問わず各地で注目の的となる人気ぶりはデビュー2年目の現在も続いています。

その人気はJRA唯一の女性騎手だからというだけではなく、
新潟の直線レースなど、馬券を買う立場としても信頼できるということもあると思います。
最近では社台RHやサンデーRなど社台系の馬でも結果を残しているので、
今後もますます活躍の場を広げてほしいですね!


今回は、そんな藤田菜七子騎手にも少し関係している本を紹介したいと思います。

それは、ノンフィクション作家・島田明宏さん執筆の歴史小説「虹の断片(かけら)」(産経新聞出版、2014年)です。

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女性騎手の歴史を振り返ると、
1996年に牧原(現・増沢)由貴子騎手、細江純子騎手、田村真来騎手の3人が中央競馬初の女性騎手としてデビューしています。

しかし、3人の女性騎手がデビューする60年も前に、
日本初の女性騎手が誕生していたのです。

それが、この作品の主人公「すみ」のモデルである斉藤澄子さん。

岩手の農家の娘であるすみは、黄金競馬場(現・盛岡競馬場)で見たレースに感動し、騎手になることを志します。
しかし、当時の競馬界は女人禁制。
すみは女を捨て、髪は短髪のオールバック、胸には晒を巻き、煙管でたばこを吸うなど男を装って競馬界に飛び込みます。

東京で受けた騎手試験では風紀上問題があるという理由で不合格にされるという不遇も受けました。
それでも厩舎の仲間や名騎手たちがすみを支え、すみも成長を遂げていきます。
そして1936年、女性騎手に理解のあった京都競馬倶楽部の騎手試験に見事合格。
日本だけでなく世界でも初めての女性騎手が誕生したのです。

幾多の困難を経て、ついに夢を叶える日が近づいたすみでしたが、
デビュー目前にしてさらなる試練が襲いかかります……


藤田菜七子騎手が10月の新潟競馬で女性騎手年間最多勝を達成した際に、
「女性ジョッキーの道を作ってくださった先輩の女性騎手の皆様に感謝したいです」
と、インタビューで答えていました。

これまで様々な女性騎手が活躍しましたが、
斉藤澄子さんは道なき道を最初に切り開いた一人。
藤田菜七子騎手や地方所属の女性騎手が現在のびのびと活躍できているのも、彼女の奮闘があったからと言ってもいいでしょう。
そんな彼女の奮闘ぶりや彼女を待ち受ける運命が、この一冊で知ることができるでしょう。

また、この作品にはクリフジに騎乗し3冠ジョッキーになった前田長吉騎手の物語も収録されています。
ここ最近まで謎に包まれていた天才・前田騎手の悲運の生涯はどのようなものだったのか。

書店などで手に取って読んでみてはいかがでしょうか!

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プロフィール

うまカレ


全国の大学に在る競馬サークルのメンバーを中心とした競馬を愛する学生たちが既存の競馬ファンだけでなく、競馬をやったことのない人たちにも『競馬の楽しさや素晴らしさを伝えよう!』と立ち上げた学生団体です。

学生競馬ファンのリーディングとして、主に学生を中心とした同年代へ向けて、競馬の素晴らしさ、面白さを様々な視点やコンテンツを通じて紹介し、競馬文化の普及、競馬事業への文化的支援を行うことを目的としています。

オグリの時代に生まれた僕らで
オグリの時代の熱狂を、もう一度。

※2005年より20歳以上であれば学生でも勝馬投票券を購入できるようになりました※

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